水泳から学ぶ「目標設定と計画性」

ゴールまでの道のりが見える。「目標設定と計画性」で、最短で夢を叶える

水泳選手は、ただがむしゃらに泳ぐだけではありません。「25メートルを何秒で泳ぐか」「50メートルをどんなペースで泳ぐか」「いつ休んで、いつ追い込むか」など、ゴールまでの道のりを逆算して、綿密な計画を立てて練習します。

この、ゴールを明確にして、そこまでの道のりを細かく設計する力こそが、私たちの人生においても、夢や目標を達成するための「目標設定と計画性」なのです。

楽たま厳選！水泳で鍛える「目標設定力」データ一覧

統計項目	結果・数値	出典・備考
水泳授業前後での水泳に対する自己効力感（平均値）	授業前20.53 → 授業後21.81 （5段階評価中）	琉球大学の調査（中学生対象）[水泳の自己効力感向上効果]
水泳授業前後での運動全般に対する自己効力感	授業前18.23 → 授業後19.07 （5段階評価中）	同上
水泳授業の達成感と取り組みの相関係数	0.45（弱～中程度の正の相関）	同上
競泳選手の目標設定が泳力記録向上に与える影響	トレーニング記録と100m泳タイムに高い相関（t検定で有意）	鹿屋体育大学の研究 [競泳パフォーマンスに対する具体的目標設定効果]
水泳の好き嫌い変化（授業前後）	好きが増加（5％水準で有意差あり）	琉球大学調査報告

ステップ1：ゴールを「ぼんやり」から「ハッキリ」させる

「痩せたい」というぼんやりした目標では、何から手をつければいいか分かりません。
水泳では、「25メートルを15秒で泳ぐ」と、具体的なタイムを目標にします。
人生での応用： 「いつか旅行に行きたい」ではなく、「来年の夏までに、ハワイに行く」と、いつ、どこに、誰と行くかまで具体的にしてみましょう。目標が明確になればなるほど、やるべきことが見えてきます。

ステップ2：大きな目標を「小さな行動」に分ける

水泳選手は、いきなり50メートルを全力で泳ごうとしません。
まずは「25メートルを目標タイムで泳ぐ」という小さな目標をクリアし、それを積み重ねて大きな目標に挑みます。
人生での応用： 「ブログで月1万円稼ぐ」という大きな目標を、「毎日1時間、ブログのネタを考える」「週に1回、記事を更新する」など、今日からできる小さな行動に分けてみましょう。小さな成功体験を積み重ねることが、大きな自信につながります。

ステップ3：「マイルストーン（中間目標）」を設定する

ゴールまでの道のりが遠いと、途中でやる気がなくなってしまうことがあります。
水泳では、「〇日までに、〇秒のタイムを出す」という中間目標を設定します。
人生での応用： 大きな目標を達成するために、「3ヶ月後には、ここまで終わらせる」「半年後には、このスキルを身につける」など、小さなご褒美つきの中間目標を設定してみましょう。目標を達成する度に、自分を褒めてあげることも大切です。