滋賀県は日本最大の湖「琵琶湖」を中心に広がる地域であり、水害や地震、豪雪など多様な災害リスクを抱えています。特に湖沿いの浸水リスクや土砂災害への備えが重要です。ここでは、滋賀県に住む人が知っておくべき災害リスクと防災のポイントをまとめます。
主な災害リスク
1. 地震
- 滋賀県は大きな活断層が走っており、琵琶湖西岸断層帯・花折断層帯による地震リスクが懸念されています。
- 建物の耐震化や家具の固定は必須です。
2. 水害(洪水・浸水)
- 琵琶湖を中心に、多くの一級河川(淀川水系など)が流れており、大雨時の氾濫リスクがあります。
- 湖岸部や河川沿いは浸水被害が発生しやすいため、ハザードマップで自宅周辺を確認しておきましょう。
3. 土砂災害
- 比叡山や鈴鹿山脈、比良山地など、山地の多い地域では土石流・がけ崩れの危険があります。
- 特に大雨や台風の際には早めの避難行動が必要です。
4. 豪雪
- 湖北(長浜市、米原市など)や湖西地域は豪雪地帯に指定されており、交通障害や孤立リスクがあります。
- 冬季は食料・燃料の備蓄を忘れずに。
滋賀県 過去災害事例
年 | 災害名 | 被害概要 |
---|---|---|
2018年7月 | 2018年7月豪雨 | 大雨により河川氾濫・土砂災害が発生。死者76名、負傷者多数。家屋全壊59棟、半壊134棟、床上・床下浸水多数。交通・ライフライン大規模被害。 |
過去主要洪水 | 琵琶湖の洪水の歴史 | 明治29年(1896年)に最大水位3.76m、浸水面積約14,800ha。大正・昭和期にも複数回の大規模浸水。近年も琵琶湖周辺河川堤防決壊・浸水被害が記録されている。 |
昭和・平成期 | 豪雪災害 | 湖北地域を中心に多大な大雪により交通麻痺・孤立集落発生。停電や生活インフラが長期停止したケースも多い。自衛隊出動や除雪隊の迅速な対応により復旧が進められた。 |
出典:平成30年7月豪雨の概要(内閣府防災情報 PDF) 琵琶湖の洪水の歴史(国土交通省 近畿地方整備局) 滋賀県の豪雪災害記録と交通麻痺(消防庁資料)
防災対策のポイント
- 自宅や職場周辺の**ハザードマップ(洪水・土砂災害・地震)**を必ず確認する。
- 冬季は**車用の防災用品(チェーン、毛布、非常食)**を車に常備する。
- 琵琶湖沿いや河川近くの住民は、水位情報・気象警報を常にチェックする。
- 家の耐震補強や家具固定を行い、地震時の二次災害を防ぐ。
避難場所の確認
- 滋賀県公式の「防災ポータル」や各市町村のホームページで避難所を確認できます。
- 琵琶湖沿いや河川沿いの地域では高台の避難所を優先的に選びましょう。
まとめ
滋賀県は「湖国」として水害リスクが高い一方、地震や豪雪にも注意が必要です。
琵琶湖と山岳地形に囲まれた地域特性を理解し、早めの避難と備蓄を徹底することが命を守る第一歩です。
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