はじめに
徳島県は四国の東部に位置し、紀伊水道や太平洋に面した地域です。海や山に囲まれた自然豊かな県ですが、南海トラフ地震による強い揺れや巨大津波、台風や集中豪雨による水害・土砂災害など、大規模災害のリスクを抱えています。特に沿岸部では津波被害、山間部では土砂災害に注意が必要です。
徳島県の主な災害リスク
1. 南海トラフ巨大地震
- 今後30年以内に70〜80％の確率で発生と予測。
- 最大震度7、沿岸部に10mを超える巨大津波の襲来が想定。
2. 津波
- 阿南市や海陽町など太平洋沿岸は津波浸水想定区域が広い。
- 発災後数分で津波が到達する可能性があり、早急な避難が必須。
3. 豪雨・河川氾濫
- 吉野川・那賀川が氾濫すれば甚大な浸水被害の恐れ。
- 台風や線状降水帯による豪雨リスクが高い。
4. 土砂災害
- 山間部が多く、豪雨による土石流やがけ崩れの危険性。
5. 火災・建物倒壊
- 木造住宅が密集する地域では地震火災や倒壊のリスクが高い。
徳島県 過去災害事例
出典：昭和南海地震 Wikipedia（徳島県被害） 昭和21年南海地震（四国災害アーカイブス） 徳島地方気象台 昭和南海地震の記録 昭和南海地震調査報告（国土交通省）
避難場所の確認
徳島県では、各自治体が「防災マップ」や「避難所情報」を公開しています。特に津波・洪水浸水想定区域に住む方は、最寄りの高台や避難ビルを必ず確認しておきましょう。
備えておきたいこと
- 津波避難訓練：津波到達が非常に早いため、発災直後にすぐ避難する行動が重要。
- 停電・断水対策：水・食料・携帯トイレ・懐中電灯などを家庭で備蓄。
- 土砂災害対策：土砂災害警戒区域に住む場合は早めに避難を検討。
まとめ
徳島県は南海トラフ地震による巨大津波リスクをはじめ、豪雨・洪水・土砂災害など複数の自然災害に備える必要があります。防災マップや避難所の確認、家庭での備蓄強化を進め、命を守る行動を日頃から意識しておきましょう。
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