はじめに
岐阜県は日本のほぼ中央に位置し、山岳地帯から濃尾平野まで多様な地形を持つ県です。美濃・飛騨の広い地域を抱え、地震・豪雨・土砂災害・豪雪など、内陸県ならではの複合的な自然災害リスクがあります。本記事では、岐阜県の主な災害リスクや過去の災害事例、防災対策についてまとめます。
岐阜県の主な災害リスク
1. 地震
- 県内には「跡津川断層帯」「阿寺断層帯」など活断層が存在。
- 1891年の濃尾地震(M8.0)は日本最大級の内陸直下型地震で甚大な被害。
2. 豪雨・河川氾濫
- 長良川・木曽川・揖斐川の流域で氾濫リスク。
- 集中豪雨時には濃尾平野での浸水被害が想定される。
3. 土砂災害
- 山間部の急傾斜地が多く、豪雨や地震により土石流やがけ崩れが発生。
- 特に飛騨地域は土砂災害警戒区域が多数。
4. 豪雪
- 飛騨地方は豪雪地帯であり、雪害や交通マヒのリスクが高い。
岐阜県 過去災害事例
年 | 災害名 | 被害概要 |
---|---|---|
1891年 | 濃尾地震 | M8.0、岐阜・愛知で家屋倒壊14万棟以上、死者約7,300人 |
1961年 | 第2室戸台風 | 豪雨により長良川・木曽川が氾濫、浸水被害多数 |
2004年 | 豪雨(福井豪雨関連) | 飛騨地方で土砂崩れ、住宅被害 |
2018年 | 西日本豪雨 | 県内で土砂災害・河川氾濫、避難者多数 |
出典:第2室戸台風(1961年)Yahoo!天気・災害 木曽川・長良川・揖斐川の主な災害 国土交通省 昭和36年 第二室戸台風 気象庁 災害報告
避難場所の確認
岐阜県では公式防災ポータルでハザードマップや避難所情報を公開しています。事前に自宅周辺の危険区域と避難経路を確認しておきましょう。
備えておきたいこと
- 耐震診断・耐震補強で地震への備えを強化。
- 木曽三川流域では洪水・浸水想定区域の確認。
- 飛騨地方では冬季の除雪・雪害対策を徹底。
- 山間部居住者は土砂災害警戒区域の情報を常に把握。
まとめ
岐阜県は地震・豪雨・土砂災害・豪雪と、多様な自然災害リスクを抱える地域です。過去の濃尾地震や西日本豪雨の教訓を活かし、日頃から防災意識を高めることが重要です。公式ポータルで避難所や危険区域を確認し、家族で避難行動を共有しておきましょう。
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